【愛知県の一人親方様向け】労災保険の人気ランキングにご注意ください!
愛知県で一人親方として従事する方なら一度は労災保険に加入した経験はあると思います。今はネット社会なのでスマホやパソコンで検索する方が大半ではないでしょうか。
どうしても自分に合った労災保険を比較検討したいと思うのが自然なことですよね。
ここ最近では、『労災保険人気ランキング』などとうたったサイトをネット上でよく目にすることがあります。
そこで、この記事ではランキングサイトに惑わされずに正しい労災保険選びができるように選ぶポイントをわかりやすく解説します。
一人親方労災保険の人気ランキングを探している人に知って欲しいこと
大前提として、日本人はランキングサイトなどで比較することが大好きです。
そして、1位や5つ星がついている商品やプランを単純に選んでしまう傾向にあります。
しかし、そのサイトは本当に正しい情報が書かれているのでしょうか?
テレビなんかでは、特に食べ物、旅行、ファッション、不動産等々、なんでもランキング形式にして紹介したりしていますよね。
何を根拠にしていて、それが本当に信憑性があるものなのか?
一度立ち止まって検証するべきかもしれません。
自分が商品を売る側になればわかります
例えば、自分が海鮮居酒屋を経営しているとしましょう。
お客様が自分のお店を選んでいただくために必死になりますよね?
いわゆる、集客ってやつです。
今はネット社会なのでお客様はスマホで「〇〇駅 居酒屋 海鮮 人気」というように近くの人気の居酒屋を探そうとします。
そうすると画面にはずらっとヒットしたお店の名前が並びます。
その中からまず目を引くのが星が4つとか5つとか付いているお店ではないでしょうか。
その次にクチコミが多く入っているお店を選定します。
さらにブログサイトでは、『〇〇駅でオススメの居酒屋ランキング』みたいな投稿記事などを目にします。
ここでも1位にランキングされていれば単純にこのお店に決めようと思うのではないでしょうか。
そう考えると自分自身が居酒屋経営をする場合、まず5つ星を多く獲得できるようにすることと、ランキングで上位で紹介されるお店作りに注力するはずです。
しかし、そう簡単なことではないことも容易に想像できますよね。
では、どうするのか・・・
評価やクチコミはお金で買える時代!?そして自作自演サイトが横行している?
ネットで「クチコミ代行」と検索してみてください!
有償で1件いくらでクチコミと高評価します的な業者の広告やサイトがゴロゴロあふれています。
口コミ代行とは、Googleビジネスプロフィールなどの口コミサイトでの投稿を有償で引き受けるサービスです。
飲食店、美容院、結婚式場、ホテルなどが掲載されているポータルサイトに口コミを書き込む仕事で、 「口コミ代行サービス」という名前でネット上で広がっているビジネスです。 |
このような業者を使えば簡単に自社の評価を表面的に高く見せることができます。
また、人気ランキングサイトも同じことが言えます。
こちらも「ランキングサイト制作」などど検索するとたくさん業者が出てきます。
SEO対策におすすめ!自社サイトにアクセスを増やすランキングサイト制作は当社にお任せください!
といったような感じでお金を払えばいくらでも自分のお店や会社の評価を上げることは容易にできてしまうのです。
ひどい場合は、自作自演サイトを自前で制作して、自社のホームページ内にランキングサイトを制作し、あたかも自社が業界NO.1かのように見せているサイトまで存在します。
一人親方労災保険の人気ランキングも全く同じことが言えます!
どのホームページかは誹謗中傷に当たるのでここでは言いませんが、ほとんどが自社のための自作自演サイトです。
悪質なものになってくると、自社が常に人気ナンバーワンになっていて、他の団体のホームページにアクセスできないように、すべてリンクが切ってあるのです。
そもそも、そのランキングって誰が決めているのでしょうか?
また、その判断基準はなんでしょうか?
その道の第三者の専門家が、調査に調査を重ねて独断と偏見で決めたランキングであればまだ分かりますが、誰が、どういう基準で、またどういう評価で決めているのか、まったくわかりません。
自社に比べて勝っている部分はオブラートに包み、自社の強みばかり強調して業界NO.1とうたっているものばかりです。
さらに、一人親方労災保険の組合や団体にいたっては、加入者人数ランキングとか、加入証明書発行スピードとかなら客観性があるかもしれませんが、加入者人数なんて公表しませんからね。
一人親方様の中には、情報リテラシーが弱い方も多いので注意しないと騙されてしまう人もいるでしょう。
ランキングに惑わされないことが大事
一人親方労災保険の労災保険特別加入団体には、それぞれ、その団体の特徴があって、選ぶ一人親方様が、自分で納得できる団体を選べばいいのです。
なんでもそうですが、いいところもあれば欠点もあるのが普通で、労災保険特別加入団体についても一長一短あるのですよ。
簡単に言えば、会費が安ければ、たいしたサービスがないし、キチンとした会員、組合員サービスがあるところは、コストがかかるので、会費を激安にはできないのです。
一人親方労災保険の特別加入団体を選ぶポイントは3つ
人気ランキングや比較サイトに騙されずに一人親方労災保険に加入するための3つのポイントを解説します。
ポイントその①:安いだけで選ばないこと
労災保険の加入団体は全国でかかなりの数存在します。
年々増加傾向にあり、各団体の安売り合戦が起きているのが現状です。
労災保険の費用の内訳は、【純保険料(どこで加入しても同じ)+団体の会費(組合費)+手数料=合計費用】となります。
ということは、価格の差は組合費と手数料で決まるわけです。
この2つの費用が一般の会社で例えるなら利益ってやつです。
競合団体に勝つために利益をどんどん削って安さのみをアピールしているのです。
そうなると、人件費や事務経費などにお金が回らなくなるので、組合員さんからの労災申請などの事務作業も煩雑になったり、如いては、組合員さんの負担が大きくなるばかりか労災給付がスムーズに入ってこない可能性すらあります。
さらに、組合員さんに還元するサービスも当然つくることもできません。
ですから安かろう悪かろうといったことが起きる可能性は否めません。
ポイントその②:会員サービスが受けられる団体を選びましょう
一人親方様は個人事業主です。一般企業に勤めている会社員と違って福利厚生などはないですよね。
そもそも一人親方労災保険は、厚生労働大臣と労働局が承認した団体を事業所と見立てて、国が特別に労災保険に加入してもいいですよ!という仕組みになっています。
ですから、年間を通して組合費や手数料を払っているわけなので労災給付申請における事務代行サービスや全国の飲食店やガソリンスタンドをはじめ、宿泊施設などで使える優待割引サービスなの特典があってもよいと思います。
労災保険の加入証明書だけ発行しておしまい。サービスもなくあとは知らんぷり。
そんなの、一般企業だったらあり得ない話です。
ポイントその③:国民健康保険(建設国保)や工事保険などの相談もできる団体
一人親方様の場合、市町村の国民健康保険または組合国保へ加入しているのが普通ですよね。
なので、労災保険と国保はセットになると思います。
年々国保料の値上げが続き、大変な思いをされている方も少なくないのではないでしょうか。
市町村国保は前年度の所得額に応じて翌年の保険料が決定するのに対して、建設国保は前年度の所得に連動せずに年齢で一定の保険料となります。
建設国保へ切り替えると年間で数十万も安くなることも多々あります。
ですから、建設国保も取り扱っている団体で労災保険へ加入すればトータルでかなり費用を抑えれる可能性がでてきます。
また、最近では元請会社から仕事を請ける際に、民間の損害保険会社が提供する「工事賠責保険」への加入を義務づけている場合も多くなってきました。
労災保険は自身のケガの治療費や休業補償ですが、対人対物に関しての補償は付帯されていません。
元請けは現場で一人親方が対人対物事故を起こした際の補償ができる保険加入も求めてくるのもわかりますよね。
そんなときに、「工事賠責保険」の相談ができてすぐに加入できれば助かるはずです。
まとめ
愛知県で一人親方として従事する方なら一度は労災保険に加入した経験はあると思います。
また、これから加入しようと思っている方もいらっしゃると思います。
ネットの一人親方労災保険の人気ランキング、クチコミ、比較サイトは誰でもお金を掛ければつくれてしまいます。
実際は、信憑性のない自作自演のランキングサイトがほとんどです。
そもそも、そんな正しいランキングを真面目に作ることはかなり困難です。
結局一人親方様が自分のニーズにあった労災保険特別加入団体を選ぶべきです。
安いだけで判断すると、こんなはずではなかったなんてことにもなりますので、労災保険の特別加入団体は、慎重に選びましょう。
【補足】
中部労災一人親方部会でもネットの広告、宣伝はさせて戴いておりますが、けっこう一人親方様の口コミや紹介、推薦で労災保険にご加入戴くことが多い団体です。
ネットのランキングに比べたら、生の声は確実ですからね。
また、中部労災では、会員様サービスに力を入れている団体です。労災保険の他、建設国保も加入できます。
また様々な一人親方様のためのライフサポートをご用意しています。
※関連記事もあわせてお読みください。
■一人親方の労災保険のご加入のお問い合わせはこちら
中部労災一人親方部会 https://tube631.jp/
※関西地方(大阪府・京都府・兵庫県・鳥取県・島根県・広島県・香川県・愛媛県・岡山県)にお住まいの親方様は姉妹団体の関西労災一人親方部会へ→https://kansai631.jp/
投稿者プロフィール
最新の投稿
教育2023年8月10日一人親方の安全衛生教育(災害防止)について
新着情報2023年5月10日
一人親方豆知識2023年4月27日
新着情報2022年7月28日作業員名簿 テンプレート