商工会のデメリット

一人親方が労災に加入したり、さまざまな手続きをサポートしてくれる団体のひとつに商工会があります。

 

名前は似ていますが、商工会と商工会議所は別物です。

 

一人親方にとっては商工会は、悪くはありませんが、最適な加入団体ではありません。

 

一人親方にとって商工会とは

 

商工会とは地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体です。

【参考】

https://www.shokokai.or.jp/

 

言い換えると、地域密着型の個人事業主および中小企業の社長のあつまりと言っていいでしょう。

 

商工会のメリットについて

 

商工会のデメリットについて書く前に商工会のメリットについても触れておきます。

  • 法改正に対応できる
  • 補助金の申請を手伝ってくれる
  • 記帳や労働保険事務を委託できる
  • 横のつながりができ新たな出会いがある
  • 融資などの相談ができる

というメリットが商工会にあります。

 

法改正時に商工会ではセミナーを行なったり、パンフレットの配布などをしています。

 

そして補助金に関してもアドバイスを行なってくれます。

 

現在どんな補助金がもらえるかなどをアドバイスがもらえる。

 

そして確定申告や決算や記帳、そして労働保険事務を任せることも可能。

 

法律などもかなり面倒で質問したり任せられる場所があれば、本来やるべき仕事に集中できます。

 

そして青年会や異業種交流会などで、横の繋がりができるというメリットもあります。

 

融資の相談もできて、どうやったら国金や銀行でお金が借りられるのかをおしえてくれます。

 

商工会のデメリット

 

商工会にはメリットもありますが、デメリットももちろんあります。

 

最大のデメリットがあまり感じられないところです。

 

基本的に法改正についても、そして税金に関することも、確定申告や記帳は税務署にいけば教えてくれますし、決算であれば税理士さんに頼るでしょうから、そもそも商工会で聞く必要がありません。

 

横のつながりは欲しい人はいいですが、そこまで人間関係が得意でない人もいます。

 

このように一人親方にとってメリットが感じられないという点がまずデメリットです。

 

そのうえで商工会には

  • 人間関係が疲れる
  • 一人親方にとって有意義な講習が少ない
  • 商工会青年部が面倒
  • 年会費が1万円程度

というデメリットもあります。

 

人間関係苦手な人の場合、商工会に入ることはおすすめできません。

 

なぜなら商工会は横のつながりを作るために入ることも多く、会員同士の関係を求めます。

 

いまはインターネットなどでも仕事の受注を受けられるので、横のつながりがなくてもいいという一人親方さんもたくさんいらっしゃいます。

 

その場合は無理して加入する必要はないでしょう。

 

そして商工会のメリットの1つである講習ですが、一人親方にとって有意義な講習が少ないのもデメリットです。

 

エクセルワードなどの操作方法や、確定申告の講習などが受けられますが、一人親方にとっては確定申告関連しか受講するものはないでしょう。

 

商工会青年部が面倒

 

下の条件に当てはまると、商工会青年部の勧誘をされます。

 

商工会員に属していて、経営者、個人事業主、もしくは、その事業の主要な立場にいる社員、45歳までの男女。

 

商工会青年部とは、個人事業主や会社代表などの集まりです。

 

異業種交流会なども開かれ、会員同士のつながりを作りビジネスに発展していくのが目的の集まりです。

 

人によってはこのつながりで仕事をもらえたりもするでしょう。しかし建設業の一人親方の場合はどうでしょうか?

 

大工さんなどであれば依頼はあるかもしれませんが、正直ここから仕事がもらえることは考えにくい。にも関わらず、会議に集まったりその帰りに付き合い飲みがあるかもしれません。

 

年会費が1万円程度

 

最悪のデメリットが年会費です。地域ごとに値段に差があるのですが、おおよその平均で年会費で1万円程度が必要です。

 

お金がかかるのは痛いですよね。

 

商工会は一人親方にとってメリットが少ないことがデメリット

メリットが少ないことがデメリット!?

 

商工会への加入は少なくない年会費がかかります。

 

法改正への対応や補助金の斡旋など、メリットがないわけではありません。しかし一人親方にとって、価値のあるメリットが少ない印象です。

 

そしてメリットがないものに、年会費を支払う必要はなく加入する必要はないように思います。

 

もし融資を取りたいのであれば、加入するメリットがあるかもしれませんが、一人親方にとっては大きな融資が必要なことは少ないので、活用機会も少ないと言えるでしょう。

 

一人親方には一人親方部会がおすすめ

 

一人親方部会では労災の特別加入や保険の手伝いなども行ってくれます。しかも一人親方専用の団体なので専門的知識も多いので頼りになります。

団体に加入するなら、一人親方部会がおすすめです。

 

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